サプライズ再び…
昨日、全校でハンドベルの練習を一生懸命していると、バイオリンの音色とともに、男の人が体育館に登場しました。一瞬、あっけにとられている子どもたち。1年生は何事が起きているか分からないまま状況を見守っていましたが、2~6年生の中から次第に、「ああ~。」、「あれか…」、「去年も…」とのつぶやきが聞こえてきました。
そうです。昨年度に引き続き、今年度も東京フィルコンサートマスターのバイオリン奏者と4人の仲間の皆さんが、熊川小学校にサプライズコンサートを開催するためやってきてくださったのです。直接耳に届く、美しいバイオリンの音色に引き込まれていると、聞き覚えのある有名な曲を次々と演奏してくださいました。バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス。それぞれに音の高低や音色が違って、それぞれに楽しみながら、好みの音があるなあと感じました。加えて、弦楽5重奏になると、音の重なり、厚みが増し、心穏やかでゆったりとした気持ちになりました。
読み聞かせのときも感じるのですが、音楽もあっという間に日常の空間を飛び越えて、子どもたちを聴衆にしてしまう力があると実感しました。楽器のクイズや音の響きを体で全体で楽しむ体験など、生の演奏をもとに、小学生にもよく分かる体験をあれこれ盛り込んでいただきました。
同じ楽譜でも、弾く人によって、場所によって、時によって、違って聞こえるところが、楽器による生の演奏の魅力であるというメッセージをいただき、ますます音楽に親しむ熊っ子になったのではないでしょうか。
関係者の皆様、子どもたちへの素敵な音楽のプレゼントをありがとうございました。