ホタルの幼虫放流♪
本日、熊川宿ほたる生息研究会のみなさまにお声かけいただき、1~3年生が、宿場館裏にてほたる幼虫の放流を見学させていただきました。
まずは、生息会会長が、嶺南にいる3種類のホタルのこと、ホタルの一生、飼育について、分かりやすく教えてくださいました。幼虫は水中にいるので、本物を目にする機会はほぼありません。子どもたちも、見たことがない人ばかりでした。説明を受けた後、3人ずつ5班に分かれ、生息会の方と一緒に、ホタルの幼虫とカワニナの仕分け作業を体験しました。
虫好きの子どもの中にも、黒い幼虫に苦手意識を持っている人がいましたが、小石やえさとなるカワニナの隙間にいる黒い小さな点のように丸まった幼虫を見つけ、選り分けていくうちに、作業に夢中になり、手でつまんだりスポイドで吸ったりして、何匹もの幼虫を自分のお椀に移していました。頭を寄せ合い、顔を近づけて、幼虫を覗き込んでいる子どもの好奇心の強さは、すばらしいと感じました。時間になり放流へと促されても、なかなか作業の手を止められない程、みんな夢中になっていました。自分で移し替えた幼虫が入ったお椀を持ち、放流場所のビオトープへ移動します。その頃には、「これ、ぼくがとった幼虫。かわいい…。」という声も聞こえ、とても大事そうにお椀を抱えている様子が印象的でした。放流後も、「ぼくの幼虫。ここにいる。」と、川底の泥の上を眺めていました。
来年の6月頃に飛ぶホタルの光を見て、今日の体験やホタルへの愛着を思い出してほしいです。
熊川宿ほたる生息研究会の皆様、嶺南ではここでしかしていないという、ホタル養殖に関わる貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。