葛饅頭も葛餅も美味しいなあ…♪
「~熊川の学習を満喫する1年に~」の家庭科企画『葛料理にチャレンジ|』の第1回目の授業がありました。この日は、「福井県の食を支える食育推進事業」の一環として、熊川宿の飲食・土産店「まる志ん」店主を講師にお招きし、葛饅頭と葛餅の調理と試食を行いました。
学校では、これまでの語り部活動での熊川宿のお店紹介や葛の紹介、また寒ざらし体験(葛の根ふみ等)を経験していますが、調理はありません。今年度は、地元の特産である葛にもう少し踏み込んで、実際に調理したり少しアレンジを加えたりして、より深く葛の魅力を知ることをねらっています。
まずは、店主より葛饅頭の作り方の説明を受け、調理を開始しました。水を加えた葛を火にかけて混ぜると、次第に半透明になり粘りが出てきます。出来上がりの合図をもらうと、熱々の葛を小さいさかづきのようなカップに入れ、あんこ、さらに葛を加え、水の中で冷やしました。
店主のご厚意で、低学年児童や教職員も試食させていただきました。思いがけない贅沢なおやつに、美味しい顔が見えました。
低学年が満足して下校した後は、葛餅の調理です。葛饅頭よりも、粘りが強く手際の良さが必要です。熱々の葛を容器に入れるところが難しいようでしたが、6年生は潔さが出てきました。葛餅は、黒蜜ときな粉をかけて試食しました。上品な甘さを感じる葛饅頭も、甘くねっとりした葛餅も両方美味しく、「アレンジしなくてもいいのでは…」という感想をこっそりつぶやいてしまうほど、子どもたちに大好評でした。