7年目の稲刈り体験…
令和6年度の稲刈り体験学習が、トンボが飛び交う秋晴れの中、本日実施されました。3回目になる6年生と初めての4年生が、参加しました。毎年お世話になっている地元農家の社会教育委員様のご指導は、今年で7回目になりました。
挨拶の後、6年生の間に4年生が入って列を作り、6年生のお手本稲刈りから始まりました。「4年生に見せてやってよ。」と言われ、躊躇なく稲刈りを始めたり、4年生に声をかけて教えたりする姿を見ると、繰り返し学んできた体験学習の成果が見えたように思いました。
刈った稲は、山にして置いておき、予定していた分の稲刈りが終了すると、脱穀機に運びます。刈り残しや落ちている稲に注意しながら集め、田んぼの先生に手渡します。稲は、次々と機械に吸い込まれ、体験学習が終了しました。
最後に、社会教育委員様よりお話をしていただきました。「今年で最後になるかもしれないと思うと、感慨深い。農業のことや食のことに興味をもったり勉強したりしてくれる人が出てきてくれると嬉しい。」とのお話がありました。児童代表からは、「初めての稲刈りが大変だったけれどだんだん慣れて上手にでき嬉しかった。またやりたい。」、「もう稲刈りはできないが、体験したことをこれから生かしていきたい。」との感想が出ました。「最後に、よい感想を聞けてよかった。ありがとう。」と、ありがたいお言葉もいただきました。
毎年、準備や片付けはもちろんのこと、体験を通して、米作りや農業への思いを熱く語っていただき、ありがとうございました。農業という仕事としての学びや消費者としての学び、地域を支えてもらっている区民としての学びや社会人としての身近なモデルからの学びなど、それぞれの関心に従って、将来につながる学びの種を手にしてくれたと思います。長きにわたり、本当にありがとうございました。