本日、1~3年生の子どもたちが、福井県嶺南振興局、熊川葛振興会、株式会社デキタの皆様にお世話になり、「熊川葛 寒ざらし体験」をさせていただきました。
はじめに、校内ランチルームにて、嶺南振興局の方より、熊川葛について教えていただきました。さすがに、「食べたことがある人?」の問いにはほとんどの子どもたちの手があがっていましたが、詳しい内容については知らないことや忘れてしまったこともあるようでした。職員の方のお話に、しっかり耳を傾けていました。
完全防備の身支度をすますと、いざ熊川地区特産品加工センターへ向かいます。ひなまつり開催中の熊川宿を通ると、ひな人形も見えました。
センターで、熊川葛振興会会長のご挨拶を受けた後、2班に分かれて体験の開始です。体験は、高圧洗浄機で葛の根を洗う作業と、葛の根を踏む作業の2つです。2、3年生は、昨年度の経験から手際よく作業を進めていました。1年生も、説明を聞き体験を繰り返すにつれ上手になり、水いっぱいのたらいに手をつっこみ、葛の根を引き出したり並べたりしていました。今年は昨年よりも暖かく、作業に集中できました。
体験後は、完成間近のくず粉を触らせていただき、味見もしました。「味はしない。すぐ溶けて、トロっとする。」との感想を聞きました。
お礼の挨拶の後は、おそらく一番楽しみにしていた「葛饅頭」と「葛葉茶」をいただきました。「葛饅頭」は3個食べた人がいるほど、ほんのり甘く美味しかったそうです。「葛葉茶」は、温かくて、大人の味がしたそうです。
たくさんの大変工程を経て、美味しい葛が生まれるのですね。日本三大葛づくりの工程に参加させていただき、景観のよい熊川宿を歩いて帰る子どもたちの後ろ姿を見ながら、なんと贅沢で貴重な経験をしているのだろうと思いました。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。