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2018年5月 7日 (月)

春の遠足

ゴールデンウィークに挟まれた5月2日(水)、春の遠足を行いました。

今回の遠足では、『鯖街道のスタート地点を知り、鯖街道を歩くことで郷土の歴史について理解を深める』ことが目的の一つです。Img_1562 

熊川小学校を出発し、JRバスに乗ってまずは小浜駅に向かいました。

小浜駅から、はまかぜ商店街を通り、『いづみ町商店街』という鯖街道の起点となる場所を訪れました。

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アーケードの商店街で商店街の中には『鯖街道資料館』があります。鯖街道歴史研究会長の杉谷長昭さんから、鯖街道についてのお話をお聞きしました。「京は遠ても十八里」という言葉がありますが、十八里(約72キロ)の道のりを昔の人は鯖をはじめとする海産物を持って京都に向かったそうです。

鯖街道として道が都とつながったために、都の文化が伝えられた歴史があります。

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『いづみ町商店街』には、数件の魚屋、食堂、花屋などが並び、昔ながらの雰囲気が残ります。魚屋の軒先では名物の焼き鯖が焼かれ、通りには焼き鯖の香ばしい香りが漂ってきました。

 

商店街を出た後は、遠敷にある、福井ふるさと茶屋『清右エ門』に行きました。距離にして、約2.5キロの道のりです。暑さや疲れに負けず、子供達は一生懸命歩きました。

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『清右エ門』は、地域の中でも目を引く広い間口を持った大型の商家です。築200年といわれる旧家です。「ふるさと茶屋」として、丹後街道をめぐる観光客の休憩処となっています。そこで、地元の芝田和明さんから鯖街道や鵜の瀬のお水送りについての話をお聞きしました。昨年修学旅行で奈良の二月堂を訪れている6年生は、お水送りが身近なところから始まったと知って、驚いていました。

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『清右エ門』を出た後は、『若狭姫神社』で昼食タイムです。パワースポットでおいしい空気を感じながら昼食を頂きました。

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若狭姫神社では、学年毎に考えたレクリエーションも行う予定だったのですが、雲行きがあやしくなってきたために、急遽行程を変更して、『若狭歴史博物館』に向かいました。

『若狭歴史博物館』では、展示の見学の他、鯖街道の話をお聞きすることができました。鯖街道について、様々な方からお話をお聞きすることができ、実りの多き遠足になりました。

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帰りは少し雨に打たれながらJRバスに揺られて帰路につきました。一日よく歩き、よく遊び、すっかり疲れた子どもたち。それぞれに学びや思い出ができた遠足になりました。連休明けに、遠足の振り返りや『ほかほかメッセージ』(遠足でペアだった人にメッセージを送る)をしていく予定です。

 

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