入学式は穏やかな春の日だったのに、次の9日は暴風雨の朝でした。「初の集団登校でいきなりこれか…。」、「家を出るのも嫌だろうな。」と、1年生や在校生の登校に思いをはせていました。
登校時間が近づき、子どもたちを待っていると、合羽を着て雨の中しっかりと歩いてくる姿が見えてきました。間近まで来ると、いつも通り「おはようございます。」の挨拶の声が聞こえます。
この日は、始業式がありましたが、「今日は学校に来ただけで、もう合格!」とみんなで拍手をし合いました。また、暴風雨の中子どもたちと一緒に歩いてくださった見守り隊の方から、「6年班長が強風を少しでもしのげるように『後ろを向いて。』、『横向きになろう。』などの指示を出していて立派だった。」とのお褒めの言葉もいただきましたので、全校に紹介しました。
校内に入ると、いつもの学校生活が始まります。その中で、ランドセルの片づけを手伝い合う1年生、ランチルームの机移動や名札貼りを資料を見ながら進めてくれる4・6年生、下校時に合羽を着ようとしている1年生に少しだけ手助けする2・3年生の姿がありました。
新学期が始まり2日目ですが、すでに人のために自ら考えて行動する熊川っ子たちがたくさんおり、心地よく学校生活をスタートすることができました。